足の捻挫

今回は足の捻挫です。

1度だけではなく、何度も繰り返してしまった方もいるのではないか思います。

捻った、くじいた、スジを痛めた、色々な表現がありますね。

足の捻挫は「内返し捻挫」が多く、外くるぶし側にある「前距腓靭帯（ぜんきょひじんたい）」を痛めてしまうケースが多くあります。

この靭帯(※じんたい)は外くるぶしの斜め下にあります。

※靭帯(じんたい)=ひも状のストッパーです。

骨と骨を繋ぎ、関節が動き過ぎないように制限をかけ、関節の安定性を保つ役割があります。

赤矢印:前距腓靭帯（ぜんきょひじんたい）

緑      :後距腓靭帯（こうきょひじんたい）

青      :踵腓靭帯(しょうひじんたい)

さらに捻った角度や強さによっては、緑や青矢印のような他の靭帯を痛めてしまうこともあります。

原因

・滑った

・転んだ

・つまづいた

・引っ掛けた

等の不意な動きによって負傷してしまいます。

他にも「歩行時に足があまり上がっていない」という事も捻挫をしやすい要因です。

カーペットや床を走るコードなどに躓かない様に、足元への注意が必要ですね。

もし捻ってしまった場合は

・冷やす

・安静にして無理に動かさない

を基本的に行い、

・テーピングやサポーターなどを使用し、足首を固定させる

も行うとさらに良くなります。

慢性的な腰痛や肩コリなどは「温めて適度に動かす事」が有効ですが、捻挫ような急に痛めたケガ・鋭い痛みには「冷やしてあまり動かさない」方が痛みが出にくくなります。

足の捻挫は放っておくと

・再発しやすくなる

・歩行に影響してくる

・足首をかばい腰や膝など別の部位を多用し、痛みを誘発しやすくなる

という事にも発展しうるケガです。

もしも、足首を捻挫等で痛めてしまった、お身体の気になる事などございましたら、当院にご相談ください。

久喜整骨院