膝の痛み

スポーツを良くされる方、しゃがみ動作が生活の中で多い方、重量物を良く持つ方などがなりやすい「膝の痛み」のお話しです。
膝は使いすぎ・加齢といった積み重ねで徐々にケガになっていく場合もあれば、急な動き・過度の圧力等で突然痛む場合があります。

まず、膝の構造から簡単にお話ししていきます。
膝は3つの骨・周辺の多くの筋肉・衝撃を緩和するための機構（靭帯や半月板、軟骨、関節液など）で構成されています。
膝周辺の筋肉が膝関節を動かし、靭帯が過度の動きを制限し安定させつつ、半月板などが安定や衝撃吸収を行います。これらの連携により膝への負担は大きく減ります。

ですが膝はケガが多い関節です。

それはなぜでしょうか…

・立っているだけで体重が圧し掛かる（カカトや股関節、腰などで圧は分散しています）
・歩行時に高頻度で使用している。（膝を曲げずに歩行は中々大変です。お試しください）
・膝の筋肉は膝だけでなく、他の関節も動かす役割を兼ねるので疲労しやすい。
・靭帯などの衝撃緩和する機構自体も損傷してしまう事もある。

など実はケガをしやすい環境にもある部位です。膝は健康な生活を送るために必要なものです。

大切にしてくださいね。

膝の筋肉は
大腿四頭筋（だいたいしとうきん）という「股関節より上⇒もも前⇒膝のお皿⇒お皿下の骨の出っ張り」を通るもも前の筋肉や、
腓腹筋（ひふくきん）という「膝裏より上⇒ふくらはぎ⇒かかとのアキレス腱」のふくらはぎの筋肉
と複数の部位を通る筋肉が多く存在します。
更に膝が痛いとふくらはぎや腰など他の部位で庇いがちになるので、腰痛やふくらはぎがつる様な症状が出ることもあります。

膝の問題は「膝だけの問題ではない」のです。

予防策は適度な運動、負担軽減として体重減少、膝を動かす筋肉の増強、そしてストレッチです。温めながら行うとさらに効果的です。

痛みの出にくい生活を送ってくださいね！

久喜整骨院