最近よく聞く「筋膜」ってなに？

ここ最近、健康を取り扱ったテレビや雑誌で「筋膜」「筋膜リリース」「筋膜はがし」
なんてワードよく聞きませんか？
今回はその筋膜についてお話ししていきます。

筋膜は読んで字のごとく「筋肉を包む膜」の事です。
筋膜によっては「頭〜腰〜足」までと大きなラインがあれば、腕には細かい数種類の筋膜ラインがあったりと様々です。
この筋膜が固まる・突っ張ると動きづらい、凝るという症状が出てしまいます。

イメージしてみてください。

パツパツのYシャツを着ている状態
と
ユルいパジャマを着ている状態を

パジャマの方が動きやすそうだなーと思いませんか？
大まかなイメージはこんな感じです。
筋肉自体の柔軟性も第1ですが、「筋膜に”遊び”があるかないか」も体の動かしやすさには関わってきます。

さらに筋膜は先ほどお話しした大きなラインもあります。
「一つの筋肉を一つの筋膜が包んでいる」のではなく、「一つの筋膜が複数の筋肉を包んでいる」のです。
とある筋膜ラインが動かしづらくなると、他の離れた筋肉も動きづらくなってしまうという遠隔的な連鎖が起きてしまうこともあります。
症状によってはある肩の痛みに対して”腕のある部分”を緩めると動きが変わるという患者さんもいました。

他の患者さんによっては効かない場合もありましたが…

似た症状であっても患者さん一人一人は別の方ですし、痛め方や生活、体の使い方も異なります。

「同じ治療法が必ずしも効くわけではない」というのを改めて実感しました。

筋膜は一般的なストレッチやマッサージでも緩まります。運動、温熱や長時間同じ姿勢をしないというのも効果的です。

実際に体を動かす、温めるというのは体のケアとして、実はとっても重要な事なのです。

筋膜の緩め方や、肩や腰が凝り固まっていてお悩みの方は是非ご相談ください。

ちなみにこの画像は筋肉の簡易的な模式図です。

「筋繊維」など多くの筒状の構造物があります。

その筋繊維などを包んでいる「黒い線」＝「筋膜」です。

久喜整骨院