肉離れ

今回は太もも、ふくらはぎに多い肉離れについてです。

原因は、

・急な動き

・強い負荷がかかった

・スポーツ中の動作(急な踏み込みやジャンプなど)

・久しぶりに運動した

などです。

久しぶりの運動で言えば、「お子さんの運動会で久し振りに走った」というシチュエーションがイメージしやすいかと思います。

症状

肉離れは3段階(Ⅰ〜Ⅲ度)に分けられます。

・I度  →筋肉の繊維の断裂は強く出ていないが、力を入れる時や動かす時に痛みが出ます。

・Ⅱ度→部分的な断裂があり、腫れや痛み、動きの制限が強く、痛めた部位を触ると凹みが判る事もあります。

(一般的によく言われる肉離れがこの損傷です)

・Ⅲ度→筋肉の繊維が完全に断裂、強い痛み、ケガをした時から24時間前後にアザが出る事が多く、凹みは強く触らずとも見ただけでわかる事もあります。

ちなみに、ふくらはぎで一番大きい筋肉の腓腹筋(ひふくきん)をⅢ度の損傷をしても、他の筋肉の作用によって歩行そのものは可能です。

人間の体はすごいですね。

ですが、力は大きく下がりますので、やはり負傷時はあまり歩かない方が良いですよ。

痛めてしまったら

POLICE処置が有効といわれています。

Protection　（保護）

Optimal Loding　（適切な負荷）

Ice　（冷やす）

Compression　（圧迫）

Elevation　（挙上）

の頭文字からなります。

Protection「保護」やIce「冷やす」はイメージしやすいかと思いますが、

・Optimal Loding

・Compression

・Elevation

これは何？と思った方もいるかと思います。

・Optimal Loding＝「適切な負荷」、必要以上に安静や固定はあまり良くないという考えです。

筋力低下や関節の動き辛さなどの弊害が生じることがあるので、適度な運動を早期から行うということですね。

※　「無理してでも動きましょう！」という意味ではありません。

あくまで過度の安静があまり良くないという意味ですので、お間違えないようにされてくださいね。

・Compression＝「圧迫」、包帯・テーピング・サポーター・パッドなどで行ます。

痛めた筋繊維を近づける・負担を減らす効果があります。

・Elevation＝「挙上」、「心臓より高い位置に挙げる」事です。

足の肉離れなら、あおむけや横向き+足の下に枕などを入れて高くする体勢ですね。

損傷が強いと内出血が出るため、集まりすぎないように散らす行動です。

予防

・運動前の準備体操

・日頃から適度な運動

・急に踏み込む動きは避ける

などです。

運動前アップ(準備体操)、運動後クールダウン(アイシングとストレッチ)がケガの予防です。

基本的な事ですが、初心が大切です。

運動の前後でされてみてください。

肉離れになってしまった、腰を痛めた、鍼（ハリ）に興味があるなど、お身体のお悩みや気になる事などありましたら当院にご相談ください！

久喜整骨院